今回は伐採後の木材を山から搬出して木材センターへ運ぶお仕事を見学しました。
作業内容・現場について
この現場では自治会からの依頼で、道路沿いの支障木の伐採(ライフライン伐採)を行っていました。伐採した木は山主(地主)さんのものですので、木材センターへ運び、木の売上を山主さんに還元する仕組みになっています。
作業工程(仕事の流れ)
現場に到着すると、山の斜面に倒された木がたくさんありました。大型クレーンを使ってこれらを一本ずつ運び出していきます。
1.木を山から道路に下ろす作業
山に登った作業員は、伐採した木にワイヤーを巻き、大型クレーンの先に結びつけます。足場が不安定なので注意しながらの作業です。
下にいる作業員は降りてきた木を受け取ります。交通量の少ない道路だったので少し余裕をもって作業をすることができました。
木は倒木後に決まった規格にカットされているようで、みな同じ長さでした。また今回は、複数の山主(地主)の土地にまたがって伐採を行なったため、各木材の所有者がわかるようにインクで印をつけています。
青いインクと赤いインクでマークされてる!
これで木材センターに運んだ時に木の所有者がわかるようにしているのか
2.トラックに詰め込む作業
クレーンで降ろされた木材は、グラップル付きカーゴトラックの荷台に詰め込まれていきます。
重いであろう木材をどんどん詰め込んでる。重機ってすごいな〜
ここで超大型の木材が出現!
この大きさの木材は、地面に降ろしたところでカーゴトラックのグラップルでは掴むことができません。そのためクレーンから直接トラックの荷台に乗せてもらうことになりました。
他の木と比べると、その大きさがよく分かる〜!!
3.木材センターへ木をお届けする作業
トラックの荷台がいっぱいになったら、木材センターへ木を届けます。搬送中に崩れないよう、しっかりロックをかけます。安全第一!
森林組合の木材センターに到着。
施設内には各所から運び込まれた木材が並べられていました。木のいい香りがします。
ここでトラックの荷台に積んだ木材を降ろしてもらうのですが、施設の方も巨木にびっくり。
心配していた巨木は一番最後に。とっても重そうでしたが、なんとか掴んで降ろしてもらうことができました。よかったよかった。
感想・まとめ
今日は伐採したあとに木材として利用するまでの流れを見学できました。日本の木材自給率が上がって、林業全体が盛り上がって行く未来を期待します!
自社評価
・難易度……★★★☆☆
・体力度……★★☆☆☆
・面白い度…★★★☆☆